2011年12月4日日曜日

エジプト議会選挙: イスラム主義が躍進、イスラム同朋団が穏健主義を宣言

エジプト議会選挙の第一回目の投票結果は12月3日の中間開票結果では、40%が正義と裁判(PLJ)党を含むイスラム同胞団(フレール・ミュズルモン)が獲得し、イスラム主義議員も約20%から30%の高得票となっていると発表された。イスラム同胞団のスポークスマンであるマムード・ゴズラン氏は「我々はイスラム・サントリスト(中央)で穏健派である」「権力を押し付けない」と宣言した。チュニジアのエンナダ(Ennahda)党モロッコのPJD党の勝利に次ぐものとなった。
イスラム同胞団は、「布教と聖戦のためのサラフ主義(サラフィスト)集団」(GSPC、現イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ組織(AQMI)とは一線を画したものだとされている。イスラム主義議員側では、自分らを他のサラフィストなどと同一視されることを嫌がっていた。


2日、投票率は62%だとに発表されていた。第1次投票では女性候補者は一人も当選しなかった。
11日ごろまでに当選議員がほぼ全員わかる。そのあとで上院議員選挙が3月11日どろまでに行われる予定だ。

【参考記事】