アフガニスタンのペンジャブ地方のミュルタン(Multan)で洪水で引き起こされた飢餓救済を専門にしたNGO国際人権組織で働いていたドイツ人とイタリア人の2人が19日19時少し過ぎに誘拐されていたことが20日に複数の情報からわかった。
2人はパキスタン人と同じ服装に着替えされて武装した誘拐者に連れ去られたと証言されている。
NGO組織の外国人たちはミュッルタンを仕事場兼宿舎としていたことがフランス通信(AFP)に報告されている。しかし現在までに誘拐者側からの連絡はまったくないという。
パキスタンでは最近とくに外国人の誘拐が多く、1月初めに国際赤十字委員会(CICR)で働く英国人が誘拐されている。
2011年8月には民間企業で働く米国人が誘拐されている。同年7月にはスイス人のカップルが南西部のバルチクスタン(Baloutchistan)で誘拐されていたがタリバン勢力が彼らを捕らえていることを発表した。