国際人権擁護団体アムネスティ・インターナショナルは29日仏政府の推し進めるロマ人キャンプの強制撤退を即刻中止するよう求めサルコジ前大統領以来のフランスでのロマ人対策法を更に修正し国際法に準拠するよう要求した。同国際団体によればこれまでにフランスでのロマ人排斥は9000人に及ぶとされているこの数字には疑問を持つロマ人研究者のグレゴリー・クーザン氏
(Grégoire Cousin)などもいる。。しかしロマ人キャンプの強制撤去はサルコジ時代と同じくオランド大統領の社会党政権下でも続いている。
29日のルモンド紙によるとアムネスティ・インターナショナルではフランスがサルコジ前大統領時代から引き続き新社会党政権下でもロマ人キャンプの強制撤去を続けていることを取り上げて厳しい批判を浴びせかけている。その中で「ロマ人は常に権力の標的にされていきている。「強制退去はサルコジ時代と同じリズムで続いている」と最近の2月から9月までの12箇所のパリ周辺のロマ人キャンプを扱った報告レポートで、同団体組織の欧州企画所長のジョン・ダァルゥイゼン氏は語っている。
同団体ではロマ人の強制排斥は夏の最高記録がでた2012年7月8月には9000人がキャンプを退去させられているという。
サルコジ大統領時代の2009年に9527人が強制退去させられている。また2010年から2011年4月までには4714人が排斥された。
フランスでルーマニアから来て生活しているロマ人の数は15000人だと国際人権擁護団体アムネスティ・インターナショナルでは見ている。
[参考文献]
http://www.lemonde.fr/societe/article/2012/11/29/amnesty-demande-la-fin-des-expulsions-des-campements-roms_1797317_3224.html
http://www.amnesty.fr/sites/default/files/Rapport%20AI%20expulsions%20forc%C3%A9es%20de%20Roms%20en%20IDF.pdf