7日、ピエール・モーロワ元首相(84歳)が死亡したとロラン・ファビウス外相はオランド大統領と共に日本訪問中の記者会見で発表した。朝の仏国営ラジオ・フランス・アンフォによると外相は、「民主的社会主義の柱であった」と同氏を讃えた。
モーロワ氏は6日夜からパリ市西部郊外のクラマー市のペルシィ軍事病院に肺ガン手術の後で入院していた。
2008年にマルチーヌ・オブリ社会党書記長にリール市長を譲るまでの28年間をリール市長であった。仏第五共和制初のミッテラン社会党政権で1981年から1984年まで首相を務めた。この首相期間にフランスは死刑廃止法や中央集権の地方分権化、巨額財産家への税強化、1週間の有給休暇制などが決まった。