9月14日、ジョン・ケリー米国務長官とロシアのセルゲイ・ラブロフ外相とはシリア化学兵器工場解体計画をジュネーブで話し合っていたが、アサド体制側に化学兵器工場のリスト提出に1週間の猶予を与えることで合意した。シリア反体制派はこの合意を承認できないものだと同日14日、自由シリア人民軍(ASL)のセリム・イドリス将軍はイスタンブールの新聞で宣言した。将軍はシリアのアサド大統領をオランダのハーグ国際刑事裁判所(ICC-CPI )で裁くのが、アサドの化学兵器工場解体よりも先だとして米ロを批判している。
ロラン・ファビウス仏外相はこの米ロが合意を歓迎したが、フランスはいずれにしても2日後の16日の国連調査団が発表する、8月21日に首都ダマス郊外で数百人が死亡したシリア化学兵器使用殺戮の調査結果を待っていると話した。英国のウィリアム・ヘイグ外務・英連邦大臣はケリー米国務長官との会話の後で、ツィターを使って、米ロの合意に歓迎を示しながらも、計画を今すぐに現場で実行すべきで緊急を要すると発言していると、ルモンド紙はいっている。
ラブロフ外相はオバマ大統領とプーチン大統領との目標はこれで達成したと話した。・ケリー米国務長官は、2014年中旬をめどにシリアの化学兵器排除を実現するために11月中に現場を調査官が検査すると語った。14日のルモンド紙frによると、ロシアも米国も化学兵器の使用があった場合には国連決議に従って軍事介入することで合意した。ロシアのプーチン大統領はシリアが化学兵器を使用してなくてシリア反体制派が使用したのだと主張をくり返してる。
シリアのバッシャール・アサド大統領もシリアの化学兵器使用の殺戮はしてないといっている。
ロシアや中国は国連で拒否権を使用して決議をさせないでいる。14日、潘基文国連事務総長もアサドの人権違反行為を批判しシリアでシリアの化学兵器使用殺戮があったことは間違いないと国連調査団の発表前に宣言したが、アサドによる化学兵器使用だとは言ってない。
米国の責任者はシリアのバッシャール・アサド大統領は化学兵器を1000トン所有しているといっている。
【参考記事】
Syrie : les Etats-Unis et la Russie tombent d'accord sur un plan d'élimination des armes chimiques
Le Monde.fr avec AFP et Reuters | • Mis à jour le