2014年1月7日火曜日

コソボ人レオナルダさんの一家  フランス帰国許可で裁判開始

  
7日、レオナルド・ディブラニさんの両親のフランス国帰還がグルノーブル裁判所で審議される。2013年10月にフランスのブザンソン地方で警察に検挙されてコソボ出身のレオナルドさん一家はコソボのミトロヴィカ(Mitrovica)に強制帰還でされている。高校生のレオナルドさんは既にオランド仏大統領によってフランスでの学校教育の継続を希望の場合には帰仏を許可することが発表されていた。しかし家族には許可がなく両親のフランス国滞在許可を求めてフランスを揺るがす論議となっていたもの。

フランスは2014年1月1日からルーマニアやブルガリアのロマ人などを欧州国人の自由な移動と労働を宣言したシュンゲン協定の例外としていたこれまでの措置が取り払われる。そのために、コソボ出身ではあるが裁判の成り行きと判決は関心が高まっている。審議は今日からなされ、結果は2,3週間かかる予定だ。

家族側弁護士は子供たち6人は5人がイタリアで生まれた。1人の男の子はフランスで生まれたとしてフランス帰還の権利を主張している。フランスでの社会への順応化を宣言している。
しかしドーブ地方知事側の弁護士は彼らは学校にまともに行ってなかったとして、同知事が彼らのフランス国滞在許可申請を2013年6月に却下したことを擁護している。

事件は2012年10月9日に仏東部のブザンソン近くのボンタリエー(Pontariler)市で警察が中高等学校(Lucie-Aubrac)の生徒が、プジョー工場を見学する社会研修中のバスからレオナルド・ディブラニさん(15歳)を引き降ろしてコソボ出身の家族と供に国外排斥をしたことから始まった。このことでレオナルドさんを支援するフランス全国の高校生が街頭デモをおこない政府を震撼させた。学校はフランスでは神域に近いもので検挙をするべきところではないとされている。オランド仏大統領のレオナルダさん個人への帰国許可はこうした事情から発せられたものだ。

【参考記事】

  1. 仏メディアの旅: レオナルダ事件でのオランド仏大統領宣言をバルツ内相 ...

    franettese.blogspot.com/2013/10/blog-post_5041.html

    2013/10/21 - 20日の日曜新聞(JDD)では待たれていたマニュエル・バルツ内相のレオナルダ事件に関するコメントが掲載された

  2. 「出生地権」や「移民国籍法」 - 仏メディアの旅: レオナルダさん論議で ...

    franettese.blogspot.com/2013/10/blog-post_2201.html

    2013/10/26 - 例え青年の場合でも人間的な振る舞いの様相をもってしても法律は守るべきだとサパン氏は言って


【参考記事】

L'affaire Leonarda revient mardi devant la justice
LE LUNDI 6 JANVIER 2014 À 21:23 mis à jour le Mardi 7 janvier à 08:58
http://www.franceinfo.fr/education-jeunesse/la-justice-examine-le-recours-des-parents-de-leonarda-1272375-2014-01-06

Leonarda dit vouloir revenir en France "pour avoir un avenir"
LE MERCREDI 16 OCTOBRE 2013 À 13:02 mis à jour à 13:13
http://www.franceinfo.fr/justice/moi-tout-ce-que-je-veux-c-est-recommencer-mes-cours-pour-avoir-un-avenir-leo-1178931-2013-10-16