2014年4月10日木曜日

サルコジのドミニク・ストロスカーン調べ 国税で世論調査 盗聴器に前大統領の税金汚職の証拠が


インターネット新聞のメディアパート社はサルコジ前大統領の諮問役であったパトリック・ビュイソン(Patrick Buisson)氏がサルコジ周辺での会議をメモするために携帯録音機で盗聴していた記録を暴露した。サルコジが大統領活動と称した中で、2012年の大統領選挙の大物対抗候補ドミニク・ストロスカーン氏をエリゼ大統領官邸が調査会社に調べさせていたことを明かすビュイソン氏の盗聴(2011年2月26日)が暴露された。


これはカナール・アンシュネ紙が4月9日に暴露したエリゼ大統領官邸世論調査事件と呼ばれるもので、この録音はサルコジの税金汚職の証拠だとして、汚職と戦う協会アンチコー(Anticor)は批判している。税金汚職は10年の禁固刑と15万ユーロ(約2200万円)の罰金の対象になる。
当時の国際通貨基金(IMF)専務理事ドミニク・ストロスカーン氏への調査は、2011年2月24日の記録でも今回の暴露と同様に、エリゼ大統領官邸のジュリアン・ボールプレ氏が直接に調査会社オピニオン・ウェーの社長補佐ブルノ・ジャンバー氏に、ストロスカーン氏の仏一時帰国時のテレビ討論時の世論反応調査を依頼していたことも、メディアパートが明かしている。

エリゼ大統領官邸世論調査事件は多くの世論調査会社を使って国の税金でサルコジの個人的利用をしていたという疑惑事件であるが、その証拠となる物件がビュイソンの録音会話などから証拠付けられてきた。


【参考記事】
http://www.mediapart.fr/journal/france/090414/enregistrements-buisson-un-sondage-sur-dsk-au-coeur-de-lenquete?page_article=1

un sondage sur DSK au cœur de l'enquête

 |  PAR MATHILDE MATHIEU ET FABRICE ARFI