2012年1月26日木曜日

第42回ダボス会議は、21世紀修正資本主義へ、仏大統領欠席、独首相が采配



25日昼過ぎの仏国営ラジオ・フランス・アンフォは、フランスのサルコジ大統領やフィヨン首相は、欧州諸国の政府や企業代表などが集まり本主義の曲がり角となっている欧州財政危機を話し合う重大な第42回世界経済フォーラムのダボス会議(スイス)には参加しないことを伝えている。一方、独仏主導と見られてきたカップルはドイツのアンゲラ・メルケル首相が会議を先導することになったと強調している。トリプルAAAの喪失でサルコジ氏はメルケル首相と同等に肩を並べることができなくなったのか、欧州諸国の指導的地位を自ら辞退したようだ。ダボスでは今週特にユーロ圏での21世紀の資本主義経済そのものが、企業存在のあり方と共に問題にされる。

経済モデルの改良がなければおそらくは停滞する諸国を前にその一部を失うと投資ファンドのG・W・ブッシュの父やウサマ・ビンラディンの父親などを株主に持つカーライル・グループのダビッド・ルベンステイン氏は心配している。

サルコジ大統領の欠席は、仏大統領選挙があと90日弱で目前であることらしいが、この大統領はいまだに立候補を宣言していないのである。


出席すれば大量の失業を出し、この5年間の大統領任期で過去30年の借金の2倍にまで借金を増大させ、経済成長の低迷など資本主義経済の破綻を演じていて、その代表例としてサルコジ大統領は赤面の至りを演ずることになったであろう。


25日夜、サルコジ大統領によって局長が任命されているフランス国営放送テレビA2では、このニュースを無視して一言も国民に伝えなかった。


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