2012年1月5日木曜日

対日本円で99円台、ユーロ圏、特に仏のソブリン格付け評価の下落が必須

5日、欧州の借金危機が心配されている中で新年初めからユーロ値は再び降下が続いて対日本価格ではユーロは1ユーロが4日22時ごろには99.09円まで落ちている。メディアはフランスのソブリン格付け評価が下がることを危惧する報道をしている。4日のフランスの新聞(20minutes)によると、ソブリン格付け会社の特に、スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)がフランスの格付けを下げることが必須と見られているという。

同紙は、この財政危機は5年間に渡るニコラ・サルコジが率いた政治の失策結果であり、財政危機の時に無責任な税制をとってフランスの格付けが狙われる結果を招いたとして仏社会党(PS)のフランソワ・オランド社会党大統領候補の選挙担当責任者の一人ミッシェル・サパン議員は批判したと伝えている。

今後このことで、ドイツのアンゲラ・メルケル首相は、9日にサルコジ大統領と11日にイタリアのマリオモンチィ首相と協議する。

危機は大きな流れはこのまま行き着くところまでいくと見られる。それは根本的な危機の原因に手が届いていないからだ。経済ではなくそれを行う人の問題なのだとルクセンブルグのジャン・クロード・ユンケル首相が以前から指摘していることが重要だ。政治を行う人間の思想が問題になってきているということか。