5月21日、コートジボワールを訪問したサルコジ仏大統領はコートジボワールから仏軍の撤退を否定して在コートジボワールのフランス人の安全のために軍隊が駐留することを宣言した。ロラン・バグボ前大統領のフランス軍隊介入批判の一つには、コートジボワールの独立がおびやかされ内政干渉されるとの指摘があった。21日には訪問中のサルコジなどを前にして共和連合(RDR)のアラサン・ワタラの大統領就任式が執り行われた。
コートジボワールとフランスの経済関係はカカオや砂糖など植民地経営の続きが残っている。石油などの資源の埋蔵が見込まれていることでフランス企業が進出している。サルコジ大統領の友人のボロレ氏は港湾施設など重要な機関を握っているともいわれている。
フランスの旧植民地であったコートジボワールのバグボ大統領とサルコジ大統領の仲が近年うまくいってなかった。コートジボワールの大統領選挙の結果発表の問題でフランスの介入があり、その後は国連も参加してのアラサン・ワタラ支持の闘いで国連が要求したとされるフランス特殊部隊(Licorneリコルヌ)が参加してバグボ大統領は取り押さえられた。
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