2011年11月6日日曜日

ナイジェリアでイスラム主義のセクトがキリスト教地区で自爆テロ、150人以上が死亡

5日、ナイジェリア(nigeria)北東部でのキリスト教徒地区ダマツル(Damaturu)で、イスラム主義のセクトのボコ・ハラム(Boko Haram)がテロ対策班のある二階建ての警察と教会を爆弾を使った自爆テロで襲撃したと犯行声明をだした。少なくとも150名が殺害され負傷者も100人ほどになっていると左派系の週刊誌ヌーベル・オブセルバトワールfr.が伝えている。犠牲者の家族は遺体を引き取りに来ているが、まだ遺体収容所には100体近くが残されているといっている。


以前は国際赤十字委員会(CICR)では死者は63人、警察では53人と見ていた。が、ダマツルの病院では150人を数えたと5日に発表した。

ボコ ハラムのメンバーは政府を標的にした一連の爆弾での襲撃をしたことを宣言した。「我々はダマツルとボルノ(Borno、首都はMaiduguri)での襲撃の責任者である」「我々は軍隊が我々のメンバーと弱い市民を殺害し続けるならば、政府連合を標的にして襲撃を止めない」とフランス通信(AFP)に電話で証言している。

セクト・ボコ ハラムは、今年8月26日にナイジェリアの首都アブジャ(Abuja)の国連前で自爆テロで24名の死亡者をだした犯行を宣言している。

ナイジェリア北部はイスラム教徒がほとんどでキリスト教徒は少数派だ。南部はキリスト教徒が占めている。

ボコ・ハラム(Boko Haram)はナイジェリア(nigeria)の北東部で特に活動しているイスラム主義の武装集団運動で、グループは精力的に政府ナイジェリア軍隊と戦闘している。

思想的にはアフガニスタンのタリバン勢力からの影響が強いとされ、現代化の拒否とイスラム法シャリアの制度化を狙っているとされる。