今、フランスで話題の労働総同盟(CGT)のストライキだが、このストが全国的に波及して市民の自動車のガソリン枯渇や原発基地の電力低下スト、新聞発行阻止など民主主義を揺り動かす大問題に発展して、市民の社会生活を脅かしている。このことで、CGTを支持する左派党共同議長のジャン・リュック・メランション氏を、昨夜26日のフランス国営放送テレビA2の深夜番組が招待したのはタイムリーであった。非常に倫理の筋の明晰な方だが、完全に民主主義を逆手にとっての論議である。共産党や労働総同盟(CGT)を支持している人にはとても痛快なものであったに違いない。しかし、論議の根には、今の政府は40人ほどの大臣がフランスの国を牛耳っているので民主主義が実現されてないと指摘して、それを論拠としてメランション氏は、今の政府は少数者支配だ、我々はその民主主義を認めないのであり、少数のCGTがストでフランスに要求しているのは可笑しくないという論理でメランション氏の意見は展開されている。
2016年5月27日金曜日
労働総同盟(CGT)が仏新聞をブロック ユマニテ紙以外は発売なし
(パリ=飛田正夫27/05/2016 2:47:33 日本時間)フランスはキオスクには26日付けの全国紙が一切並ばなかった。共産党機関紙ユマニテだけが売られた。理由は新聞社のストではなくて、労働法に反対する労働総同盟(CGT)が、新聞の配送所を占拠したためで、もしも労働総同盟(CGT)の記事を掲載しなければ新聞の配送はしないという脅迫的な取引が、フィリップ・マルチネCGT書記長から各新聞社にあった。これを受け入れたのがCGT組合員の多い共産党の機関紙ユマニテだけだった。
2016年5月26日木曜日
仏の労働法案反対スト 少なくとも16の原発基地がスト突入
(パリ=飛田正夫5/26/2016 7:43:09日本時間)労働総同盟(CGT)の石油ストック基地ブロック封鎖が、政府の介入で解除されている中で、今度は、仏原発基地の16カ所が労働法案に反対し、26日のスト決行が25日午後に投票で決まったとCGTは発表。フランス全国のガソリンが枯渇してガソリンスタンドには長蛇の列が並んで国家的な問題に及んでいて、スト権を認めるフランス人であっても、次第にCGTへの批判が高まっている。自動車を使うタクシーや輸送・運輸関係者には直撃のダメージとなっている。25日午後の国会ではバルツ仏首相が答え、少数のCGT労組幹部がこの国に自分のしたいことを押し付けている。これは民主主義ではない。労働法案は労働者にも企業にも悪いものではないと議会で答えている。CGT労組組織率は2,6%ほど。ドイツに比べると労組組織率は2対8の割合で少ないという。国会ではバルツの解答は素晴らしい説得あるものであったが、メディアは余り詳しくは報道していない。しかし傍聴席は議員よりも多いと思われるほど二階席は満杯になっていた。CGT労組組織率は2,6%ほど。ドイツに比べると労組組織率は2対8の割合で少ないという。
2016年4月27日水曜日
パリ・オペラ座がオデオン座に次いで占拠 上演は中止
(パリ=飛田正夫2016/04/27 15:26日本標準時)パリのオペラ座は26日から封鎖された状態でコメディ・フランセーズによるルクレツィア・ボルジア(Lucrèce Borgia)の27日の公演は行われない。24日には左岸のルクセンブルク公園の上院議会前のオデオン座も同様に占拠されてジャン・ラシーヌの悲劇フェードル(Phèdre)は中止されているためだ。両劇場とも今後も占拠が続く模様だ。理由は劇での臨時労働者が自分らにもストの権利があるとして劇場の占拠を始め、機動隊と対峙している。ストは目下のところでは失業保険の交渉に焦点が置かれている。オデオン座の方は日曜日の公演が中止されたのは、学生や失業者、不安定な仕事を持つ臨時雇いの人々50人程が上演をできないように混乱させる方針を打ち出したからで、オデオン座では機動隊の保護下での公演は受け入れられないと拒絶した。
登録:
投稿 (Atom)