2012年4月13日金曜日

仏、英4カ国「すり替え」で、欧州議会に原発支援を要求、真言流なら亡国の危険が


仏、英、ポーランド、ポルトガルは欧州議会に原発基地の資金援助を要求する手紙を出したとドイツを代表する新聞「南ドイツ新聞」が13日に明かした。このことで来週18日から20ににエネルギー相がデンマークで非公式に会合するという。ドイツは2022年に原発基地の完全廃止を決めた。その理由とは別に仏など4カ国は風や太陽エネルギーと同様に二酸化炭素による温室効果が起こらないとして原発開発の援助を求めた。これはドイツの決めた安全性を無視した考慮が足らない摩り替えの論理である。太陽エネルギーと原発開発を二つ並べてみせ、どちらも二酸化炭素による温室効果が起こらないからといってみせても、それで原発も同じく危険性がないということにはならない。摩り替えの論理を使うというのは、どこか真言流の立言のようでもありこれは亡国の危険がある。

原発基地の安全性に関してはサルコジ大統領が6日のノルマンディのカーンで講演した。「アルザスのヘッセンハイムは福島と違って海岸にはない」として、自分が福島原発事故の直後に現地を訪問した模様を大げさに手振り身振りで話している。しかしこれは大統領の嘘であったことがフランソワ・オランド社会党大統領候補によって暴露されている。

それが嘘であることを知らされてないフランス人はサルコジの福島視察の作り話をまに受けて津波と原発はフランスでは無関係で危険性がないと勘違いさせられている。原発基地の安全性は津波だけではない。サルコジの話して払拭されたのではないことを忘れてはならない。

真言流儀の立言というのは、語っている根本は嘘であり虚言なのだが、これをもっともらしく一部の真実に添え並べて語ることで、次に真実だと嘘を変換させて見せる怪術の一つである。サルコジ大統領の言動の中にこの傾向のあるのを、フランスで見破ったのはフランソワ・オランド社会党大統領候補だけだと思う。(参照。サルコジの福島旅行の嘘を見破るオランド 仏大統領選挙の勝利準備ができたと

カエルということでいえばフランスがフランスと呼ばれる前の話しだが、クロビス王が即位する496年以前は蝦蟇(ガマガエル)がアンブレームであったと聞く。蝦蟇法師というのは真言のことだが、なにもそんなことで言っているのではなくて、カエルそのやり方が非常に相似しているというこだ。



【参考記事】

La France voudrait faire subventionner le nucléaire par l'UE