2017年4月25日火曜日
2017年4月9日日曜日
フランスでジャーナリストと裁判官へ実弾入りの死の脅迫状
(パリ=飛田正夫 日本時間;09/04/2017-9:47:56)フランスでフィヨン「共和党」(LR)仏大統領選挙候補の架空雇用公金横領罪での起訴を導いた週刊紙「カナール・アンシュネ」やインターネット新聞「メディアパー」のジャーナリストに対し、またフィヨンとその妻ペネロップとの起訴で調査中の財政担当裁判官らに対して計6通の死の脅迫状が届いた。いずれも封筒の中に実弾とドクロの絵を描いた棺の絵が入っている。「メディアパー」のエドワード・プレネル会長に送られたマルセイユで投函された30日付けの封筒の中には棺の絵にEPの頭文字が描かれている。プレネル会長はメディアに対する恐るべき弾圧だとして告訴した。政治家批判専門の週刊紙カナール・アンシュネには棺の絵にアヒル(カナール)が描かれているものが送られて来たという。2017年の仏大統領選挙という民主主義の最重要行事の一つに新たな疑惑の波紋が投げかけられている。
2013年11月9日土曜日
仏インターネット新聞メディア・パー、プレネル会長がサルコジ大統領は憲法違反だと批判
インターネット新聞メディア・パーの創立者エドウィー・プレネル会長は、サルコジ大統領のグルノーブル宣言を厳しく批判して、「我々の大統領は憲法違反者である。法律を尊厳しなけらばならない大統領が法律を違反している」と発表したと、17日のインターネット新聞『20ミニュト』は報道している。 7月30日、グルノーブルでサルコジ大統領はその政治的講演のなかで、外国人を親にもつ者が警察などの国権の体現者に対しある種の犯行を行った場合にはフランス国籍を剥奪するという宣言をした。これがその後の引き続くフランスでの多くの人目を引いた移民への排斥行為となったことを指摘している。この外国人を親に持つ者への国籍剥奪というのは、フランス国憲法の第一章の「出生、人種または宗教の差別なく、すべての市民は法律の前に平等が保証される」という同国憲法の主権をサルコジ大統領は犯していることになると指摘したわけだ。(本文の初出 公開日時: 2010年8月20日 @ 1:02 )
1976年にエドウィー・プレネル氏はジョセフ・クラスネィのペンネームで革命的共産主義戦線(LCR)の機関紙「Rouge」に初寄稿した。寄稿は1978年まで続いた。その頃に同氏は「戦線」を離れてジャーナリズムの世界に入った。1980年に教育の専門家としてルモンド社に入り、1994年に『ルモンド』の編集者のトップに抜擢されている。
2004年にルモンドの編集長を辞職した。2008年3月16日に新しい経営体制でもって、インターネット新聞メディア・パーを打ち上げた。現在のメディアパーは、特に ロレアル社長で大富豪のリリアン・ベッタンクールさんの脱税疑惑事件のスクープを扱い、それに関与したとされるサルコジ政権を震撼させている。
フランスの体制寄りの新聞やテレビ・メディアに新風を吹き込んでいる。プレネル氏の論舌には素晴らしいものがあるが、残念なのは最近のフランスではフランス人の好きな論争(デバ)の機会が極度に減っていることである。(本文の初出 公開日時: 2010年8月20日 @ 1:02 )
【 参考記事 】
(20ミニュト紙)
Plenel: Sarkozy est un «délinquant constitutionnel»
http://www.20minutes.fr/article/588509/politique-plenel-sarkozy-est-un-delinquant-constitutionnel
(メディアパー)
Sarkozy contre la République: un président hors la loi
http://www.mediapart.fr/journal/france/110810/sarkozy-contre-la-republique-un-president-hors-la-loi
2013年11月8日金曜日
仏首相・外相・国防相がサルコジ大統領に反対 内相・移民相は人種差別を続投 内閣改造絡みか?
サルコジ仏大統領の何にみんな反対しているのだろうか。30日 オルトフゥ内務大臣は最近の18ヶ月の統計を上げて犯罪率は250%上がったとして、ロマ人による犯罪を烙印(スティグマ)化した発表をしたとフランス国営放送・テレビA2の夜のニュースが伝えた。同時にロマ人らしき子供がすりをしている映像フィルムが流されている。ベッソン移民省大臣は、盗みを何回か重ねると、国外排除されると発表した。このことは人種や民族別の犯罪統計による差別をしてはならないとする法律に違反する。しかし移民相と内相とは人権差別の流れを続行するサルコジ大統領支持の発言となっている。
フィヨン首相は23日のビルパン前首相の「サルコジはフランスの国旗にシミをつけた」との批判に対して、28日にこれを反批判してサルコジ擁護の熱弁をふるっていたが、30日朝のFRANCE Interラジオでは「ロマ人の排除などで大統領と大きく意見が異なっていた」と全然別なことを語っている。
フランス国営放送・テレビA2は、8月中旬に首相らが閣議のために訪問したブリガンソン要塞の大統領のバカンス地を訪れた折の映像を再放映している。その中では以前に使用された映像が再度使われたのだが、写した最後のカットが一部異なっていた。訪問時の記事には見せなかったものだ。それは大統領が気を落とした表情で門の坂を下りて帰ってゆくフィヨン首相を見送っているというものである。ブリガンソンでの閣議の詳しい内容はジャーナリストに秘密にされていた。が、今回初めて見せた映像は事件を納得させる説明材料になっている。
30日朝、クシュネル外務大臣はRTLラジオで「そうだ、自分は辞任を考えていた」と漏らしている。長年にわたりロマ人支援をしてきた同大臣にはサルコジ大統領とはこれ以上は付き合い切れないということらしい。同氏は27日には、在フランス大使を集めた前で「レッテル付けや風刺は受け付けない。絶対にサルコジ大統領は少数民を処罰しようなどとはしていない」と擁護論を標榜していた。
ヌーベル・サントラルの新政党を結成したばかりのエルベ・モラン国防大臣は、2012年の大統領選挙に出馬を考えていて、サルコジ大統領のグルノーブルでの人種差別発言以来すぐに大統領とは立場をことにする発言をしていた。
しかしなんといってもアラン・ジュッペ、ボルドー市長(元仏首相)が「旅の人々」とよばれる旅団の人々が起動隊によって排除されたが、この政府の排除のやり方に別の立場での意見を提出したことで、他の大臣たちがサルコジ大統領の移民差別政策への批判を掻き立てる大きな原因となったと見られる。
またその裏には10月に新内閣改造が予定されていて、それを見越しての各大臣の対応であったとも一部では見られている。大統領による人権・人種の差別問題が7月末のグルノーブルサルコジ発言以来フランス全土を震撼させたが、今頃になってしかも次期内閣人事に自分が入ってないとして鞍替えを決め込むのも見るに耐えられない。これはメディア側の対応姿勢の変容も同じである。
これによってサルコジ大統領陣営に大きく亀裂が入った。不安定化は避けられなくなった。このことを指して、30日オブリ社会党書記長(前雇用相・リール市長)が、フランス西部海岸ラロシェルでの社会党夏季講習会の閉会式に望み、「サルコジ大統領の政治が悪い、完全に失敗した」と宣言した。
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